鬼剣舞人形工房
鬼剣舞人形をつくるきっかけは、湯本鬼剣舞に入っていたこともですが、娘が生まれて、初めてのひな祭りに雛人形を飾ってやりたいと思いお店に見に行ったところ、値段が高くてあきらめて帰ってきました。当時はお店もひまで(今もですが)食べていくのがやっとの生活でした。でも、娘のためにぜひお雛様を飾ってやりたい気持ちが強く、自分で作ってしまおうと思いあれこれ思案しましたが、お雛様の豪華な衣装がネックとなり挫折。それでは鬼剣舞の衣装を身に付けたお雛様なら作れるのではないかと考えて、男雛は息子、女雛は娘の顔に似せて頭・胴体・手足全部 桐の木を削って作りました。衣装は妻が半端な布を探して作り、一ヶ月ぐらいで完成しました。剣舞雛を作ったきっかけで、今度は鬼剣舞の舞っているポーズの人形に挑戦しましたが、中々全体のバランスを取るのが難しく思うような人形が出来ませんでした。でもめげずに3作目、4作目と作っていくうちに、少しずつバランスが取れてきて5作目は大体満足のいく作品に仕上がりました。理想としては、迫力のある今にも動き出しそうなリアルな剣舞人形を作りたいと思っていますが ・・・・・・。6作目を作ってから面作りが忙しく、(お店がひまなもので)5年くらいブランクが開いてしまいました。そのうち、またリアルな剣舞人形に挑戦していきたいと思っています。
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第4作目 大内巌氏に依頼され昭和61年制作 展示中 |
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第1作目の剣舞びな |
第3作:昭和60年9月 |
第6作:平成9年9月
岩崎鬼剣舞庭元和田勇市氏の依頼で制作。 |
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胴体:桐の木を削って作成 | 腕と手:桐 特に手の表現が難しい |
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全体のパーツ 全て桐 |
いよいよ組み立てに入る まず胴体と足を組み合わせる |
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お尻がリアルだ | 腕と手をつける |
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頭をつけ組み立て完成 | 腰の後につける大口の絵付け |
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大口、ザイ、面、扇、刀 全て手作り |
いよいよ装束の着付け 衣装は全て妻の手作り |
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袴、羽織など順につけていく | 面をつける |
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右手に扇と左手に金剛杖をつける | 完成 |