踊り組は、庭元・囃子方・踊り手からなる。囃子は太鼓(1人)・笛(2〜4人)・手平鉦(1〜2人)で、念仏は太鼓・手平鉦が唱える。踊り手は仮面をつけ、8人1組を基本とし
ながら、演目によって1人2人3人4人8人で踊る。他に道化面のカッカタ(道化)、少女の胴取り(2人)が付く。
門付けには、笛・太鼓・手平鉦の「お通りばやし」で乗り込み、庭入りに際しては橋誉め・屋柄誉めなどがなされ、庭では先ず一番庭が踊られ、随時他の種目が踊られる。かつては、カッカタの招きで踊り手が呼ばれ一番庭が始まったと言うが、今ではほとんど見ることができ
ない。座敷に招じられて、高膳で御馳走がふるまわれることもあるが、その場合は座敷誉め・膳誉め・酌誉め・酒誉めなどを行い、花が上げられると花誉めをした。この間に仏壇前で念仏回向を行うこともあった。最後に再び庭で踊って次の家に移った。神社では二番庭が最初に踊られる。また、正式の念仏供養では、四門くぐりや弓取りの儀式がある。
鬼剣舞の踊り組は現在北上市内に12団体、市外に2団体、県外に3団体計18団体の踊り組がある。
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